環境整備。

先週は "作って遊ぶ" をする上での、身の回りの環境を整えたりしていました。
具体的にはペンタブレットの調整と、Kritaの環境整備になるかな…?

私は2009年の年始に思い立ってお絵描きの練習を始めて、それが "継続的に何か作って遊ぶ" 始まりだったんですよね。
それまではたまに思いついて何かをしてはいたものの、興味のあることやりたいことを散発的にやるような感じでした。

お絵描き遊びが最初だったこともあり、現実世界のパソコン周りはそれをベースとした環境になっているんですが…他のことをする時にちょっとやりづらい…!
去年あたりから整備し直そうと思っていたものの手つかずだったので、GWも終わってしまった今、改めてちゃんとやろう…!って。(ほんとはGW中にやろーと思ってたのにぃ…!)

まずはペンタブレット。
むか~し誕生日にもらったIntuos4のXLを使っていて、お絵描きをするにはほんと良いんですけれど、これがちょっと大きすぎっ…!
「机の上に置いておかないと使わなくなる!」と思って、上にカッターマットを乗せて保護した上でキーボード等を置いてます。
逆にいうと使う時はキーボードやマットをどかして準備しなきゃいけない。
しかも机が狭いのでキーボードの置き場にこまるし、遠くなって使いづらいし。
でもお絵描き以外でのタブレット作業では結構キーボードも使うし…。

ということで、タブレットの上にキーボードを置いたまま使えるように、読取面をマッピングして部分的に使用することにしました。
A4を横にした時の奥行210mmを基準に、読取面がモニタと同じ16:9のサイズ、概ね横幅373mmになるようにマッピングします。

ただやってみたら、仕様上の座標と実寸の座標がどうにも合わないっ…!!

読取面のサイズは 304.8mm × 487.7mm、仕様上の座標は 30480 × 48768
概ね座標設定で 21000 × 37300前後 を読取範囲にすることで 210mm × 373mm になるはずが、設定してもなんか横幅がおかしいんですよね…。
仕方がないので、A3のコピー用紙を予定サイズに切り取り、タブレットの読取面に乗せてペンでタッチする形でマッピングしました。

これは元からそうなのか、もうかなり古いタブレットだからかなのか…もう販売終了しているようなタブレットですしね、なんか良い機会だから買い替えても良いのかもしれない…。
実際過去何度か液タブへの買い替えも検討してるんですけど。
でも板タブに慣れた身からしたら描いてる時に「私の…私の手が邪魔…!」って思いそうで保留のままなんですけれど(((

まぁとりあえず前述のやり方で、実寸で16:9の読取面が設定できたので良しっ!
キーボードをタブレットの奥にずらせばおっけー!
お絵描き以外の作業にも気楽に使いやすくなりました、やったZE。

次はKritaのセットアップです。
Kritaは2015年頃、タイリングテクスチャを描く時に便利な機能があるので使っていたんですよね。
ただお絵描きに関してはCLIP STUDIO PAINTを購入して使っていたし、テクスチャはSubstance Painterで作るようになってしまったので、いつからか使わなくなってしまいました。

にも関わらずなぜ今またKritaを使い始めようとしているのかといえば、まずは生成AIの連携機能が面白そうと思ったのが一つ。
それから、最近は以前ほどお絵描きをしなくなったのが一つ、という感じです。
Kritaは無料のペイントソフトなので、それでやりたいことが賄えるならそれに越したことはないし、あまり使用ツールを増やしたくないというのもあります。
CLIP STUDIO、最新版を使おうと思ったら購入やサブスクが必要になりますしね。

そんなわけでKrita自体は先月4月にインストールして触ってみたりしたのですが、操作関係でひとつどーしても気になることがあって…。
というのは "キーを押している間だけ有効" という設定ができなかったんですよね。
具体的には "キー押している間だけ消しゴム" という機能が見当たらなかった…Eキーを押すとペンが消しゴムモードにトグルしちゃう、そうじゃないんだ押してる間だけ消しゴムモードにしたいんだ…。

その解決策として、機能拡張の「Shortcut-Composer」というのが使えそうだったので試してみました。
導入はすごく簡単で、GitHubからLatestバージョンをダウンロードしたら、ツール > スクリプト > Pythonプラグインをファイルからインポート でインストール完了。
その後、Kritaを再起動したら 設定 > Krita の設定を変更 のウィンドウから キーボードショートカット > Scripts > Shortcut Composer: Temporary Tools > Temporary eraser でEキーを設定してあげたら無事望みの動作に…!

この機能拡張自体には下記のような機能があるみたいです。

  • Pie menu (パイメニュー)
    キーを押している間、パイメニューを表示し、マウスを重ねることで値を選択できます。
  • Cursor tracker (カーソルトラッカー)
    キーを押している間、カーソルの動きを追跡し、カーソルの移動量に応じて値を切り替えます。
  • Canvas preview (キャンバスプレビュー)
    キーを押している間、一時的にキャンバス上の要素を変更します。
  • Multiple assignment (複数割り当て)
    キーを繰り返し押すことで、Krita のプロパティに設定された複数の値を順番に切り替えます。
  • Temporary key (一時キー)
    長押しで Krita のプロパティを一時的に有効化し、短く押すことでオン/オフを切り替えます。
  • Rotation selector (回転セレクター)
    キーを押している間、ウィジェットを表示し、角度ベースのプロパティを設定できるようにします。

今後本格的にKritaを触る上で、気になる動作があったらこれで対応できそうかな…?
とりあえずやりたいことが一つ実現できて良かったです。
ブラシを試すのにしばらく落書きをして遊びました、操作が快適になって楽しかったっ…!

その他では、ちょっと頭を使わないといけない工程に入って腰が重かった3Dモデリングも少し進めてみたり。
成果物であったり、達成感を感じられる何かがあったわけではないけれど、停滞しなかった、動けた、と感じられる1週間に出来て良かった…!
(GWは何もしないでだらだらしちゃった感があって、ちょっと思うところがあったのでぇ…)

基本的に私は、生きていくためにやらないといけないこと以外は人生のオマケだし、だから好きなこと・やりたいことをやれば良いと思っています。
それは、別にゲームをしたり等の遊びの娯楽でも良いし、漫画や音楽、映画のようなものでも良いし。
なんならお酒を飲むでも、美味しいご飯を食べるでもほんと何でも良くて。

ただそうやって "やりたいこと" がいろいろある中で、私が実際にやっていることって楽に出来ることばっかだな、って思ったんですよね。
それが2008年の年末、だから私は「来年の目標として、始めるのにエネルギーがいることを一つ始めよう…!」って心に決めたのでした。

それでお絵描き練習を開始することにしたんですよね。
子供の頃は好きな漫画の模写をしたり、学校の図画工作でのお絵描きも大好きで、お絵描きはいつでも "やりたいこと・好きなこと" の候補の一つでした。
でも特別絵が上手ではない私が、思ったような絵を描くには努力が必要、上手に描く為には練習しなきゃ!と思いつつ、上手に描けない・思ったように描けないからこそ始めるのにやる気が必要だったり…。
ただ当時はSNSをやっていて、お絵描きさん達が交流しながら楽しそうに絵を描いているのを見掛けたりもしていて。
「私もそういう仲間に入れたら楽しいかも!」って憧れも、やる気の後押しになりました。

この日記の冒頭に書いた "2009年年始にお絵描き練習開始" の経緯がそんな感じでしたね。

練習と言っても実際に何をやるべきか、特にしっかり考えていたわけではなかったので、まずは好きな漫画やイラストの模写から始めました。
模写は見たものそのままの "正解" があるので上手に描けて楽しかったんですけれど、でもあくまで模写であって私の中のものじゃないんですよね。
だから模写をすることで "絵を描く" という行為に慣れた後は、写真のポーズを参考にイラストにしてみたり、そういう形で練習をしばらくしていたんですけれど。

半年くらいそうやって絵の練習をしていたら、私の練習絵を見たいという方がいて、その時に「ねすさんの絵って気持ち悪い」と言われてショックだったんですよね。
その指摘の原因を探ってみたら、曖昧な言葉ではあったものの、多分バランスが変で気持ち悪いということなのだろうな、という感じでした。
それを踏まえて見てみると、確かに写真等を参考にイラスト化したものは極端に身体が細くなっていたり、写真見たままのボリュームからデフォルメしたものに落とし込もうとして歪んでいたりと、「気持ち悪い」のは確かにそうかも、という感じ。

そこから「やり方を変えよう!」と、ルーミスさんの『やさしい人物画』を買って人体の捉え方を勉強してみたり、形を瞬発的に捉えられるようになろうと30秒ドローイングをやってみたり。
掛け値なしに毎日そうやって練習して、2年半を過ぎた2012年くらいから、ようやくまともに人が描けるようになった感じがあります。
その後はお絵描き交流系のサイト等で活動し、ある程度の反応をもらえたりするようにもなりました。
「良かった、ある程度は描けるようになったんだな…!」って安心した記憶があります。

ただ、その過程で私の中でのお絵描きは "やりたいこと・好きなこと" から、"修行" のようになってしまったな~って、思い返していて感じました。

子供の頃はただ描いているのが楽しくて、楽しそうに描いて交流してる人に憧れて練習を開始して、練習している時は自分なりに巧く描けたことに満足していたんですよね。
その時点では自己満足で充足出来ていたんですけれど、「見せて」と言われて見せた結果の感想にショックを受けて、「巧くならなきゃ…!」と意識してしまったように思います。
意地になってしまったのかも。
(実際、今見返すとバランスが悪いと思うし、今も巧くはないけれど圧倒的に下手だな~って思うので、気持ち悪いというのも分かりますよ)

今でもお絵描きはするけれど、描いたものを表に出すことはほとんどなくなりました。
昔あった「描いてて楽しい~!」も気づいたらあんまりなくて、集中してることの楽しさだけがそこにある、という感じ。
そして、描けたら巧く描けたかどうか自己診断しておしまい。

だからどうというお話でもないんですけれど、歳を重ねるにつれて、出来ることや技量が増えた分、失われているものもあるのだと感じて、何ともいえない気分になったりもしました。
バランス良く歳を取りたいなぁ…。